神経 図太⑫

優しい言葉をかけると
まんまとその罠にひっかかる図太。
こんな状況でいびきかきやがって…
どうかしてるぜ!!

と、ツッコミも早々に私は
サラッと携帯を取り、続きを見た。
するとそこには、
その子とのチュー写真が、、、!
こ、これは、、
ここの部屋やないかい!
まて!この家に女連れ込んできたんか!?
やっぱり前の使用済みコンドームは黒やったんや!

黒を確信した私は
またしても図太を叩き起こし
その写真を突きだした。

「違うねん!これは…
桜子と喧嘩してたときに、つい出来心で…
でももうその子とは連絡とってないし
桜子と別れそうやったときに
つい心が寂しくて…」

こんな言い訳がましい言葉だが
涙を流し訴えかける彼に同調してしまう優しい桜子
今思えば、浮気者やと気づいてたはずやのに
それでも自分が図太のこと嫌いになれず信じたかったのでしょう… 長時間の押し問答を経てそのまま交際を続けることになってしまった。

そして、その数日後
図太から呼び出された。
「桜子に、渡したいものがある」




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